【WSL2】 Fedora 37のセットアップ
これは何?
Fedoraの最新ビルドをWindows Subsystem for Linux (以下 WSL)で使いたいので
メモ用兼記事執筆勉強用に書きます。n番煎じです。
環境
OS: Windows 11 Home ver.22H2
CPU: Intel Core i7
WSLバージョン: 1.0.3.0
カーネルバージョン: 5.15.79.1
やったこと
0. Windowsのホームディレクトリ名の変更をする
MicrosoftアカウントでWindowsにサインインすると、ホームディレクトリの名前が変になる。
気になる人は上記の記事を元に変更しておくといいかも。
(データ云々の移行が正直面倒なので自己責任で)
記事内で
「daichi」であってほしいのだが、毎回daichになる。
とあって私も5文字で切られていたので、恐らく Microsoftアカウントに登録してあるメールアドレスの頭5文字を切り抜くのかなとか思ってみたり。
1. WSLのセットアップ
WSLを使うのが初めての人はPowerShellでwsl --install
をしておこう。
これをすると再起動しろと言われるので再起動をする。
私の場合は自動的にUbuntuのユーザー作成が始まったので、
Distribution気にしない人はここで終わり。
2. Fedoraのダウンロード
Fedoraのダウンロードは下からする。 kojipkgs.fedoraproject.org
Fedoraのバージョンが37じゃないやつも選べる。
バージョンを選んだら、リリースされた年月日があるのでお好みで選ぶ。
data
とimages
が選べるのでimages
を選ぶ。
Fedora-Container-Base-XX-XXXXXXXX.x86_64.tar.xz
を選ぶ。
(他のアーキテクチャで動かす場合はx86_64じゃないやつを選んでね)
そうしたら適当な場所にダウンロードして保存する。
xzファイルとして圧縮されているので任意の解凍ソフトで解凍しておく。
私は7zipというものを使ったけど、先ほど自動的にインストールされたUbuntuを使って解凍することもできる。
次にFedora-Container-Base-XX-XXXXX.tar
というフォルダが生成されるのでこれも解凍する。
するとFedora-Container-Base-XX-XXXXX
というフォルダが生成されるのでこれを開く。
するとなんかごちゃごちゃしてるファイルがあるので、そのうちファイルフォルダーとして存在してるファイルを開く。
ここまでマトリョーシカ人形みたいにファイルの中にファイルがあったけど、そこにあるlayer.tar
が必要なファイルなので適当な場所にそれだけ取り出しておく。
3. FedoraをWSLにインポート
ようやくインポートの作業に移る。
が、インポートする際にこのFedoraのimageをマウントする場所を作っておく。
ぶっちゃけ適当な場所でも良いのだが、私はC:\Users\hoge
下にwsl
というフォルダを作ってその中にFedora
フォルダを作成した。
次にPowerShellで、wsl --import Fedora C:\Users\hoge\wsl\Fedora C:\Users\hoge\Downloads\layer.tar
を実行する。
--import
の次のFedora
は自由に決めてもいいが、ここではFedora
としている。
C:\Users\hoge\wsl\Fedora C:\Users\hoge\Downloads\layer.tar
はそれぞれ、先ほど作成したマウント場所とlayer.tarの保存場所を指定する。
するとwsl -d Fedora
とPowerShellに入力すると無事にFedoraが起動する。
4. Fedoraでsystemdを有効にする
このままでも使えるが、個人的にはsystemctl
でステータスなどを確認したいのでこれも設定する。
この間までのWSLのバージョンだとPID云々でsystemctl
を実行するとエラーが出るが、そういった場合はgenie
を活用してsystemctl
を使えるようにできる。
今となってはWSL側がsystemdを使えるようにしてくれているので、そっちの方法で設定していく。
まずFedoraにて/etc/wsl.conf
を作成し、任意のエディタで
[root] systemd=true
と記述し保存する。
その後Fedoraを一旦終了して再度起動するとsystemctl
が利用できるようになる。
ユーザー作成とかその辺は暇があったら追記するけど、下記の文献を参考にする予定なので早速やりたい人は見てみてください。
あとがき
もっとWSLは進化していくと思うし扱いやすくなるのを祈ります。
あと記事を書くのって時間かかるし、面倒くさいと思ってしまった。。。
でも下の参考文献の面々に助けられたので自分も続けて貢献していきたいな。
(見辛いとか情報が欠けているとかわからないことなどあればお気軽に連絡ください!)