Wi-Fiルーターを変えたらIoT機器のセットアップが上手くいかなくなる話
はじめに
先日、我が家のWi-Fiルーターを「Wi-Fi 6E」という国内最新規格に対応したものに買い替えました。もう海外ではWi-Fi 7についての話もちらほらあるだとか。
起こったこと
Wi-Fiルーター(以下 ルーター)を変えたら、当然それに依存していたIoT機器も何らかの対応が必要になるケースがあります。
私の部屋にはシーリングライト(ニトリで買ったやつ)とDyson Pure Hot&Cool(羽なしのやつ)がIoT機器として利用でき、これらの設定をやり直そうとしました。
が、いくら正しい手順を踏んでやったとしても上手くいかない。
面倒くさくなり始めていたものの、「ルーター関連だろうな」とはわかったのでもうひと踏ん張りしてみることにしました。
原因(知らんけど、多分、恐らく、推定)
恐らくルーターのセキュリティ周りの「WPA3」が原因だったのではないかと推測します。
WPA3について自分の研究分野がセキュリティ関連なのでぺちゃくちゃしゃべり倒したい気もしますがそれは置いといて。
我が家のルーターは6GHz、5GHz、2.4GHzのそれぞれがあり、その中にもWPA3orWPA2以下というような構成になっています。
他のIoT機器は存じ上げませんが、私が持っている機器は2.4GHzを利用して設定を行います。
設定に利用するスマートフォン(Xperia 1 IV)は普通セキュリティの観点からWPA3を利用していますが、IoT機器側がWPA3に対応していなければそこで何か問題が生じるはずです。(厳密にはWPA3-PersonalなのでWPA2との互換性が無い。)
よってWPA2以下を利用を想定して設定されている別のSSIDをXperiaにて利用できるようして、IoT機器の設定を行いました。すると問題なく設定ができました。
まぁ設定アプリ側の問題の可能性もあるし、取扱説明書に要件として書いてある可能性もあるので私のせいといえばそうですね……。
設定してしまえばWPA3接続に戻しても機器の操作はできました。
余談
登場人物(?)の1人であるXperia 1 IVくん。この子もどうやらWi-Fi関連のバグを抱えていたそうで、どこかの記事(忘れちゃった)にWi-Fi 6E接続すると再起動を繰り返すという謎の現象が起こったという真実かはわからないタレコミがあって、私のXperiaもルーターを変えたタイミングで同じ症状が出たりしたので6Eには参りました……。
おわりに
当初のWi-Fi 6E接続にした経緯もいろいろあるので気が向いたら書きます。
とりあえずJ:COMくんは1G使えるようにしてくれ。いくらなんでも320Mを3人家族フルで端末などを使うと厳しいよ~~~~~
【WSL2】 Fedora 37のセットアップ
これは何?
Fedoraの最新ビルドをWindows Subsystem for Linux (以下 WSL)で使いたいので
メモ用兼記事執筆勉強用に書きます。n番煎じです。
環境
OS: Windows 11 Home ver.22H2
CPU: Intel Core i7
WSLバージョン: 1.0.3.0
カーネルバージョン: 5.15.79.1
やったこと
0. Windowsのホームディレクトリ名の変更をする
MicrosoftアカウントでWindowsにサインインすると、ホームディレクトリの名前が変になる。
気になる人は上記の記事を元に変更しておくといいかも。
(データ云々の移行が正直面倒なので自己責任で)
記事内で
「daichi」であってほしいのだが、毎回daichになる。
とあって私も5文字で切られていたので、恐らく Microsoftアカウントに登録してあるメールアドレスの頭5文字を切り抜くのかなとか思ってみたり。
1. WSLのセットアップ
WSLを使うのが初めての人はPowerShellでwsl --install
をしておこう。
これをすると再起動しろと言われるので再起動をする。
私の場合は自動的にUbuntuのユーザー作成が始まったので、
Distribution気にしない人はここで終わり。
2. Fedoraのダウンロード
Fedoraのダウンロードは下からする。 kojipkgs.fedoraproject.org
Fedoraのバージョンが37じゃないやつも選べる。
バージョンを選んだら、リリースされた年月日があるのでお好みで選ぶ。
data
とimages
が選べるのでimages
を選ぶ。
Fedora-Container-Base-XX-XXXXXXXX.x86_64.tar.xz
を選ぶ。
(他のアーキテクチャで動かす場合はx86_64じゃないやつを選んでね)
そうしたら適当な場所にダウンロードして保存する。
xzファイルとして圧縮されているので任意の解凍ソフトで解凍しておく。
私は7zipというものを使ったけど、先ほど自動的にインストールされたUbuntuを使って解凍することもできる。
次にFedora-Container-Base-XX-XXXXX.tar
というフォルダが生成されるのでこれも解凍する。
するとFedora-Container-Base-XX-XXXXX
というフォルダが生成されるのでこれを開く。
するとなんかごちゃごちゃしてるファイルがあるので、そのうちファイルフォルダーとして存在してるファイルを開く。
ここまでマトリョーシカ人形みたいにファイルの中にファイルがあったけど、そこにあるlayer.tar
が必要なファイルなので適当な場所にそれだけ取り出しておく。
3. FedoraをWSLにインポート
ようやくインポートの作業に移る。
が、インポートする際にこのFedoraのimageをマウントする場所を作っておく。
ぶっちゃけ適当な場所でも良いのだが、私はC:\Users\hoge
下にwsl
というフォルダを作ってその中にFedora
フォルダを作成した。
次にPowerShellで、wsl --import Fedora C:\Users\hoge\wsl\Fedora C:\Users\hoge\Downloads\layer.tar
を実行する。
--import
の次のFedora
は自由に決めてもいいが、ここではFedora
としている。
C:\Users\hoge\wsl\Fedora C:\Users\hoge\Downloads\layer.tar
はそれぞれ、先ほど作成したマウント場所とlayer.tarの保存場所を指定する。
するとwsl -d Fedora
とPowerShellに入力すると無事にFedoraが起動する。
4. Fedoraでsystemdを有効にする
このままでも使えるが、個人的にはsystemctl
でステータスなどを確認したいのでこれも設定する。
この間までのWSLのバージョンだとPID云々でsystemctl
を実行するとエラーが出るが、そういった場合はgenie
を活用してsystemctl
を使えるようにできる。
今となってはWSL側がsystemdを使えるようにしてくれているので、そっちの方法で設定していく。
まずFedoraにて/etc/wsl.conf
を作成し、任意のエディタで
[root] systemd=true
と記述し保存する。
その後Fedoraを一旦終了して再度起動するとsystemctl
が利用できるようになる。
ユーザー作成とかその辺は暇があったら追記するけど、下記の文献を参考にする予定なので早速やりたい人は見てみてください。
あとがき
もっとWSLは進化していくと思うし扱いやすくなるのを祈ります。
あと記事を書くのって時間かかるし、面倒くさいと思ってしまった。。。
でも下の参考文献の面々に助けられたので自分も続けて貢献していきたいな。
(見辛いとか情報が欠けているとかわからないことなどあればお気軽に連絡ください!)